東鶴(佐賀)の蔵元へ蔵探訪してきました

更新日:2016/08/25

実は去年(H27)5月19日に「九州酒蔵ツアー」の一蔵として、佐賀県東多久にある「東鶴酒造」へ蔵元探訪して参りました!
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この蔵元は、9月3日(土)『東鶴(佐賀)野中杜氏を迎えて「アル添酒は技術の酒!」を学ぶ純米酒!!の会』を開催する蔵元なのですが、私がこの「東鶴・野中杜氏の会」をやりたいと思ったのは、野中杜氏が放った「ある言葉」に感動したからです!それは、東鶴酒造にはアル添の酒が1つも無く、ここの杜氏も最近流行の「純米酒しか造らない蔵です!」と言う純米信者の杜氏か!?と思って野中杜氏に尋ねたところ「アル添は技術の酒で、私ではまだ仕込む事が難しいと思っているので、造らないだけです!」と言い切った!!

私も以前から色々な杜氏達と話をするなか「アル添をするには、アル添をしても目的の酒質とする為、酒を仕込む段階で考えて仕込んでいかなければならなく、純米酒よりも確実に1つ多目の仕事をしなければならなく、正にアル添酒は技術の酒なのだ!」と言う意見を聞いていた(十四代蔵、磯自慢蔵、松の寿蔵、鳳凰美田蔵、東一蔵、他多数)ので「ここの東鶴の野中杜氏も中々良い事を言うじゃないか!!分かってるネ!」と言う事で、スグ「来年の酒友の会で、その辺を大阪の知識なき純米酒党の輩にお話してあげて欲しい!」とお願いして、今回9月3日(土)に、いよいよ実現となる運びとなったのです!!

本当にただ単に周りの皆が「酒は純米酒に限る!」と言っているのを聞いて、何の知識も学ぶ事なく感化されるままにそう思っている方は、とりあえず頭の中をニュートラルに戻して、是非一度この会に参加して野中杜氏の説明を聞くことは決して貴方の日本酒ライフにとって損は無いし、それどころか必ず日本酒のスキルUPにつながるハズです!!

また野中杜氏は、謙遜して「私にはまだ造れません!」と言っているが、今回出品酒としてこの会へ持ってくる東鶴の純米酒(9種類)を飲んでみると、そこら辺の有名蔵酒を軽く凌駕している実力を持った杜氏である事も一瞬にして理解できますヨ!
もしかしたら来年から「アル添吟醸や大吟醸」を造り出すかもしれないので、今回の酒友の会が「純米酒しか造れなかった蔵」の「最後の純米酒」となり得るかもしれないので「記念となる歴史的な会」となるハズです!!

まァ、まだ「東鶴の酒」を飲んだ事のある方は、確かに少ないと思われますが、酒は飲まずともその蔵元の中を見る事によって大体の実力は見て取れます!

それでは、早速「東鶴酒造」の蔵内へ皆様を誘うとしましょう!!

 

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酒蔵のシンボルである煙突は高く聳え、遠くからでも「東鶴」がある位置が分かる。左端の入り口がすでに原料処理場となっている。

 

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蔵元の出立は本当に年期を感じさせる。しかし、蔵内にある設備類はビックリする程効果の機材も多く存在してます!!

 

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野中杜氏は中々のイケメンで、俳優の「成宮寛貴」にソックリです!
そして、奥様も中々の美人で、夫婦そろって美男美女の蔵元はありませんヨ!
酒造りは造りを野中さん、お父様、お姉さんの3人で、事務全ては奥様が担当してます。

 

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造る酒の銘柄は「東鶴」の一銘柄だけ!種類も10種類ほどの約200石の極小蔵だ。

 

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入り口を入ってスグの風景ですが、とても素晴らしい佇まいと思いませんか?(待ち受け画面にしない!?)

東鶴酒造は、実は長男である野中保斉さんが蔵を継ぐとなるまで、しばらくの十何年間は休場していた。
ここの蔵元も息子が戻ってくる事によって、後話をみせドラマチックな蔵の1つでした。
創業は1830年(江戸末期)の歴史を持ち、現在は野中保斉さんが6代目蔵主となる。
使用酒米は、地元佐賀産の山田錦を中心に同じ地元のレイホウ、夢一献や雄町などの米を使い分け、地元の佐賀工業センターが熊本9号酵母をベースに開発した「佐賀酵母」のF4(スタンダード酒用)とF9(吟醸用酵母)の他、K901、K1001などの酵母も使い分け、多岐に渡る酒造りにチャレンジしている。
目指す酒質は「おだやかな香りと共に、やさしい旨味のある食に寄り添う酒」で、平均数値を見ても分かる通り(+3〜4、1.7、1.3)やや辛口ながら味の骨骼を造る適度な酸と、その割にはアミノ酸を抑え雑味ないクリアな味を実現している。

 

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原料処理場には、仕込み水となる井戸がある。水質は「やや硬水」で、これが発酵をよくして辛口酒となる。

 

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野中杜氏が帰ってくるまでは、甑は「和釜」で米を蒸していた。

 

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現在の甑は蒸気送り方式となっているが、木樽の甑を使用している。
MAXは300kg蒸せるが、通常200〜300kgずつ蒸す。

 

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洗米はウッドソンを使用する。

 

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麹室内は木材使用して以外と広い。野中杜氏は室全体を外側からビニールで囲い湿度、温度が逃げないように!と工夫している。麹菌は室町時代より続く日本で1番歴史のある「麹屋三左衛門」(愛知・ビオック)の黒版を使用する。

 

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ここは「出麹の枯らし場」となっている。囲いは手作りの透明ビニールシートを使用して、部屋を作っている。しかし側壁を見ても分かる通り、中々良さそうな蔵付き菌が居そうです!

 

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ここは「酒母室」で、ここも手作りの透明ビニールシートを使用して、器用に部屋を作る。
これによって雑菌などの侵入を少しでも防ぐ努力をしているが、効果は酒質にちゃんと現れている!

 

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ここが「仕込み場」です。総米仕込み700kgのタンクが8本ある。(うち1本はサーマルタンク)

 

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醪への櫂入れする足場が無い為、木の階段ハシゴを立てかけて作業する。
醪の仕込み数は「5日に1本」を仕込む。

 

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ここが「搾り場」で、圧搾機は槽が2基あるが、実際は1基のみを稼働させている。

 

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そして、これがチョット高価な「プレート式交換機」つまり一瞬で酒を「火入れ」してくれる機械で、「火入れ」は全て「生詰め」で行う。

 

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小さな蔵(若干200石!)だが、大型の冷蔵貯蔵庫も完備している!
以上、私がこの目で実際に見て感じてきた感想を交えた「東鶴」の蔵内様子だが、酒造りも家族だけで造るとてもアットホームな感じの蔵元で、本当にそのまま酒質にあらわれています。「派手さは全く無いが、どんな料理にも合わせ易く酒質には気負いがなく、気がつけば1升ビンが空ビンとなっていた!」というような酒です!
杜氏の野中さんも癒やし系のイケメンで、女子にはたまらない方だと思います!!こう言う酒こそ、もっと世の中に認知されるべきだと思います。
そういう意味で大阪でも広く認知して頂くために、大阪「初開催」となる『東鶴の会』への参加募集しておりますので、是非『無名の実力蔵・東鶴の酒』を味わって下さい。勿論杜氏よる「アル添酒は技術の酒」のセミナーや、利き酒大会、蔵元と思う存分お話しする会、蔵元グッズ争奪ゲーム大会など盛り沢山なイベントも組み込んでいます!

【日時】平成28年9月3日(土)PM2:30〜6:00(2:15までに筆記具持参で入場)

【場所】吹田 江坂 銘酒居酒屋 酒友

(地下鉄御堂筋線「江坂」下車、東ハンズ前「フォルクス」100m、徒歩5分)
電話:06(6821)2985

【特典】
8月21日(日)「白木久の会」と連続された方は、今回この会の参加費が4,500円となります!

【参加費】
6,600円(税込)
緊急発表!! 9月22日(木・祝)に『川中島幻舞(長野)千野麻里子杜氏を囲む会』が決定!!皆様のご参加待ってます。)


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TEL:06-6821-2985